講座のときよりも、会社などお客様のところでよく
事務員さんが手招きで質問されることが多いです。
条件によってセルの値を表示したくない場合
これもよくある質問です。
まず、条件によって・・ということなので
IF関数を使います。
たとえば、
A3のセルに計算式を入れたとします。
例 =A1+A2
計算結果が0でなければ表示したいという場合
もし、計算結果が0なら表示しない、0より大きければ表示する となります。
なので、IF関数を使うわけですが、
IF関数の使い方をまずおさらいします。
IF(条件式,真の値,偽の値)
条件式は上に書いた 「計算結果が0なら表示しない、0より大きければ表示する」
というところから条件式が2種類考えられます。
計算結果、つまりA1+A2が0か、それとも0より大きいか。
この条件に使うのはどちらでも大丈夫なのですが、
次の真の値と偽の値について
場所を間違えないように気を付けてください。
条件式が A1+A2=0 とした場合
真の値は 上の条件に当てはまる場合なので 表示しない
偽の値は 上の条件に当てはまらない場合なので 表示する
です。
さらに、ここで迷われる方が多いのですが
表示しない という指定方法が思いつかない方が多いです。
表示するというのは、計算結果を出してほしいので
素直に A1+A2 とすればよいのですが
表示しないというのはどうすればよいか。
はい、これはズバリ、空白の値を代入します。
空白の値とは、NULL(ヌル)値のことです。
(正確には違うのですが、まぁここでは同じと考えても可です)
そして NULLの指定方法は
“”(ダブルクォーテーション二つ)
なので
=IF(A1+A2=0,””,A1+A2)
となります。
どうでしょうか、うまくいきましたでしょうか。
計算式をあらかじめ入れておくと、
計算の対象になるセルにまだデータを
入力していないところにはエラー表示がでたりしたとき
便利ですよね。。。
この方法、別の色々なパターンに使えるので
よかったらまた試してみてくださいませ。